経理事務業界が注目!
FASS検定(経理・財務スキル検定)

FASS検定 資格 メリット

簿記よりも実戦向き
大手企業が導入を開始
スコア式で弱点が明確に

 

FASS検定(経理・財務スキル検定)は『日商簿記』と並んで評価が高い経理資格。合格・不合格ではなくスコア式でランクがわかることから、自分の経理能力を客観的に測ることができます。

 

簿記に比べるとまだ知名度が低いですが、大手企業では社内受験を実施するなど導入も進んでいます。経理事務としてレベルアップしたい人におすすめ!

 

 

FASS検定の資格取得費用

 資格 費用

 

FASS検定の受験料は税込10,800円です。簿記に比べやや割高ですが、自分のレベルをスコアで測れるのはメリットでしょう。

 

勉強方法ごとのFASS検定取得にかかる費用の比較は以下のとおり。

 

通信講座…60,000〜80,000円
独 学 …20,000〜30,000円

 

 

それぞれの料金の内訳を見ていきましょう。

 

 

FASS検定 通信講座の費用

FASS検定 通信講座 費用 料金

 

  • 受講料(50,000〜70,000円)
  • 受験料(10,800円)

 

通信講座の費用は60,000〜80,000円。FASS検定の講座はほとんどなく、大手では資格の学校TACが実施しています。

 

一例:TACのFASS検定通信講座

講座名 ■経理・財務スキル検定「FASS」講座
料 金

■本科生(全4分野) :60,000円
■単科生(1分野ずつ):18,000円

教 材

■講義DVD
■TACオリジナルテキスト
■補助資料
■各回の講義録
■添削問題

 

DVDの講義動画と、TACのオリジナルテキストを使って学習します。分野別での受講も可能で、申し込みはTACの公式サイトから手続きができます。

 

 

独学でFASS検定を目指す場合の費用

FASS検定 独学 費用

 

  • テキスト(1,500〜3,000円)
  • 問題集(2,000〜3,000円)
  • 受験料(10,800円)

 

独学の費用は20,000〜30,000円。テキストがいくつか分かれているため複数購入することになりますが、それでも通信講座よりは費用が格安で抑えられます。

 

市販しているテキストの値段は?

FASS検定 独学 費用 書籍

会社「経理・財務」の基本テキスト (五訂版)
(1,500円)

FASS検定 独学 費用 テキスト

会社「経理・財務」の基本テキスト2 ステップアップ編 (五訂版)
(1,500円)

FASS検定 独学 費用 参考書

「経理・財務」実務マニュアル 上 三訂版: キャリアアップを目指す人のための
(3,456円)

FASS検定 独学 費用 教科書

「経理・財務」実務マニュアル 下 三訂版: キャリアアップを目指す人のための
(3,240円)

FASS検定 独学 費用 過去問

改訂2版 経理・財務スキル検定(FASS)テキスト&問題集
(3,024円)

FASS検定 独学 費用 問題集

FASS スピード問題集 第2版
(3,453円)

(※リンク先はすべてAmazonに飛びます)

 

基本テキストは安価ですが、実務編や問題集は3,000円以上が相場。このほか検定試験の公式サイトから、公式テキストと受験チケットがセットになった『FASS検定学習基本パック(税抜11,000円)』も発売されています。

 

 

FASS検定の資格の取り方

FASS検定 取得方法

  1. インターネットで受験申込
  2. 市販のテキストや講座で勉強する
  3. 上期・下期に実施される試験に挑戦
  4. 受験修了後、試験会場で成績証明書が発行される

 

FASS検定の実施時期は『上期』と『下期』に分かれます。

 

上期

申込受付:2/1〜7/28

実施期間:5/1〜7/31

下期

申込受付:8/1〜1/28

実施期間:11/1〜1/31

 

期間内なら試験日は任意ですが、同一受験期間内で再受験することはできません。詳細はこちら『検定の概要:FASS検定』を確認してください。

 

受験資格と試験場所は?

FASS検定の受験条件は

”経理・財務部門の定型的実務に従事されている方、これから経理・財務部門に従事しようとしている方(試験概要より引用)”

と定められています。

 

「従事しようとしている方」とあるため実際には誰でも受験できますが、既に経理部門で働いている人・働くことが決まった人向きの資格と言えるでしょう。

 

会場は全国のパソコンスクールや専門学校などで、試験は筆記ではなくコンピュータを利用して行われます。会場の詳細はこちら『試験会場』を参照して下さい。

 

 

FASS検定の試験内容

 

FASS検定は『資産』『決算』『税務』『資金』という4つの分野で試験が構成されています。

 

■資産分野

  1. 売掛債権管理
  2. 買掛債務管理
  3. 在庫管理
  4. 固定資産管理
  5. ソフトウェア管理

 

■決算分野

  1. 月次業績管理
  2. 単体決算業務
  3. 連結決算業務
  4. 外部開示業務

 

■税務分野

  1. 税効果計算業務
  2. 消費税申告業務
  3. 法人税申告業務
  4. 連結納税申告業務
  5. 税務調査対応

 

■資金分野

  1. 現金出納管理
  2. 手形管理
  3. 有価証券管理
  4. 債務保証管理
  5. 貸付金管理
  6. 借入金管理
  7. 社債管理
  8. デリバティブ取引管理
  9. 外貨建取引管理
  10. 資金管理

 

合否ではなく総合点のスコアで判定。満点は800点で、点数に応じてレベルA〜レベルEの5段階にレベル分けされています。

 

レベルA
(689点〜)

経理・財務分野について、業務全体を正確に理解し、自信をもって経理・財務部門の業務を遂行できるスキルをもっている

レベルB
(641〜688点)

経理・財務分野のほとんどの業務を理解し、業務を遂行できるスキルをもっている。分野によって、知識の正確さに個人差があるものの、業務を妨げるようなこと はなく、適切に対応できるスキルをもっている

レベルC
(561〜640点)

経理・財務分野について、日常の業務を行うための基本的なスキルが身についているが、自己の経験以外の業務への対応力について差が見られる。日常の業務であ れば、業務を理解して、支障なく対応できるスキルをもっている

レベルD
(441〜560点)

分野によって、知識の正確性に差があり、不十分な部分が多いが、支援を受けながら、最低限の業務を行うスキルをもっている

レベルE
(〜440点)

経理・財務分野について、部分的にしか 理解できていない。今後の努力を期待する

※引用:結果通知:FASS検定|FASS 経理・財務人材育成事業 公式サイト

 

試験の平均点(2018年3月時点)は578点(Cランク)なので、まず最初に目指すのは平均点以上になることでしょう。

 

 

簿記とFASS検定、どっちを取るべき?

簿記 FASS検定 どっちがいい

 

FASS検定はとても実践的で、すでに経理事務としてバリバリ活躍している人のスキルアップにはもってこい。しかし簿記に比べるとまだ知名度が低く、

 

”経理・財務部門の定型的実務に従事されている方、これから経理・財務部門に従事しようとしている方(試験概要より引用)”

 

という受験条件があります。初心者向きとは言えません。そのためどちらを取得するかは、

 

  • 就職・転職の武器にするなら日商簿記
  • 自分のレベルアップを図るならFASS検定

 

という区分けができそうです。

 

「経理の資格を取りたいけど何から始めればいいの?」という人は、まず日商簿記3級から目指すのがおすすめ!どんな分野でも活用できる『企業会計の基礎知識』が身に付きますよ。

 

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