言葉遣いでマナーアップの資格・日本語検定
日本語検定は文法・漢字・理解力・語彙(ごい)力・言葉遣いをはかる試験。『漢検』『英検』と並んで『語検』と略して呼ばれ、子供から大人まで幅広く受験されています。
ビジネスの場面では『とっさの言葉遣い』が成否を分けることがあります。豊富な語彙力が身に付けばコミュニケーション能力も高まり、事務の仕事も円滑に進められますよ!
日本語検定の資格取得費用
日本語検定の受験料は級ごとに違います。
7級 | 1,400円 |
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6級・5級 | 1,500円 |
4級 | 2,000円 |
3級 | 3,500円 |
2級 | 5,000円 |
1級 | 6,000円 |
これに加え、各級ごとにテキストや通信講座を受講しての勉強費用が掛かります。勉強方法ごとの取得にかかる費用総額の目安は以下のとおり。
それぞれの料金の内訳を見ていきましょう。
日本語検定 通信講座の料金内訳
- 受講料(16,000〜30,000円)
- 受験料(3,500〜6,000円)
通信講座の費用は20,000〜40,000円。講座ごとに価格に開きがありますが、テキスト・問題集はすべて受講料に含まれています。後から買い足す必要はありません。
資格を目指すものもありますが、より実用性を重視した講座もあります。好みに合わせて選んでみてください。
講座ごとの学費の違いを比較
ユーキャン |
国語の常識講座(3・4級に対応) 講座の詳細はこちら >> |
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産業能率大学プロカレッジ |
日本語検定講座(3〜2級対応) 講座の詳細はこちら >> |
日本マンパワー |
正しい日本語講座(3級準拠) 講座の詳細はこちら >> |
日本語検定の通信講座は少なく、ヒューマンアカデミーやニチイなど大手でもコースが準備されていません。入門編から始めたい人はユーキャンの通信講座が人気です。
独学で日本語検定を目指す費用
- テキスト(約1,000円)
- 練習問題(約1,000円)
- 過去問題集(約1,000円)
- 領域別問題集(約1,000円×4)
- 受験料(3,500〜6,000円)
独学の費用は5,000〜15,000円。テキストと問題集を自分で選んで勉強します。級ごとにテキストを買い揃えることになりますが、それでも通信講座に比べ費用を安く抑えられます。
市販しているテキストの値段を比較
日本語検定【3級】テキスト・問題集
日本語検定公式テキスト・例題集 「日本語」中級 増補改訂版 |
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日本語検定公式練習問題集 3訂版 3級 |
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日本語検定公式過去問題集3級: 平成30年度版 |
日本語検定【2級】テキスト・問題集
日本語検定公式テキスト・例題集 「日本語」上級 増補改訂版 |
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日本語検定公式練習問題集 3訂版 2級 |
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日本語検定公式過去問題集2級: 平成30年度版 |
日本語検定【1級】テキスト・問題集
日本語検定公式テキスト・例題集 「日本語」上級 増補改訂版 |
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日本語検定公式練習問題集 3訂版 1級 |
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日本語検定公式過去問題集1級: 平成30年度版 |
(※リンク先はすべてAmazonに飛びます)
級別の公式テキスト・問題集はどれも1冊1,000円前後。すべて揃えても3,000円ほどで収まります。1級と2級は、同じ『上級テキスト』で勉強できます。
このほか『敬語』『文法』『語彙・言葉の意味』『漢字・表記』と分野ごとに勉強できる領域別問題集も発売されています。それぞれ1冊1,234円で購入できます。
日本語検定の資格を取るには
- 挑戦する『級』を決める
- テキストや講座で勉強する
- 年2回実施の検定試験に挑戦
- 総得点率が基準を超えれば合格!
日本語検定は難易度に合わせ、7〜1級まで7段階のレベルがあります。まずは自分がどのレベルを受験するか決めましょう。
級(レベル) | 合格ライン |
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1級(社会人レベル) | 80%程度以上 |
2級(大学卒レベル) | 80%程度以上 |
3級(高校卒レベル) | 70%程度以上 |
4級(中学卒レベル) | 70%程度以上 |
5級(小学卒レベル) | 70%程度以上 |
6級(小学4年レベル) | 70%程度以上 |
7級(小学2年レベル) | 70%程度以上 |
総合得点率が基準に満たなくても、合格ラインとの差が10%以内であれば『準級』として認定されます。例えば3級を受験し、総合得点率が65%なら準3級がとして認められます。
平均レベルは3級、実務レベルであれば2級。就職で目を引くレベルなら1級を目指しましょう!
日本語検定の試験内容
- 漢字
- 表記
- 敬語
- 言葉の意味
- 語彙
- 文法
漢字や熟語の読み方と意味を理解し、適切に使い分けることができる。
漢字、仮名遣い、送り仮名について、文脈に合った適切な使い方をすることができる。
場面や相手に応じて、尊敬語や謙譲語を適切に使い分けることができる。
慣用句なども含め、意味と用法を的確に把握することができる。
様々な言葉を正しく理解し、適切に使うことができる。
規範的な文法にしたがって語と語を連接させることができる。
これらに加え、読解問題を含む日本語の総合問題が出題されます。筆記試験のみで、実技やリスニング試験はありません。
受験者の分布と難易度
平成29年6月の試験では、36,132人が日本語検定に挑戦しました。割合では3級受験者が17,741人で最も多く、約半数を占めます。
より目を引く級を狙うなら2級・1級を目指したいところ!上位級は合格率も低いですが、挑戦する価値はあります。
3 級 |
33.7% |
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2 級 |
16.2% |
1 級 |
9.2% |
1級レベルになると合格率が10%を割り込みます。取得者が少ないので、就職・転職時に履歴書に書かれていれば注目を集められますよ。
受験資格と試験場所は?
日本語検定に受験資格はありません。年齢・性別・学歴に関係なく受けられるので、小学生からお年寄りまで挑戦できる開かれた検定試験です。
試験会場は全国47都道府県に1ヶ所以上、全国で100ヶ所以上。都道府県ごとの主要都市で開催されることが多く、受験はしやすいでしょう。
日本語検定と漢字検定の違い
漢字検定は漢字の読み書き・送り仮名・意味など『漢字』にまつわる試験。それに対して日本語検定は文法や言葉の意味、正しい表記、敬語の使い方を問う日本語の総合問題です。
知名度で言えば漢字検定の方が有名。比較すると日本語検定はマイナーですが、実用度は漢検以上!知的な言葉遣いが身に付き、あなたの人間力を高めてくれるでしょう。
通信講座ならスキマ時間で日本語検定
日本語検定は簿記や宅建のように、『持っているだけで武器になる』資格ではありません。しかしどんな場面でも応用が利くため役立ち度が非常に高い資格です。
事務の仕事でも、
- 社内外向けに文章を書くことがある
- 書記や校正を頼まれることがある
- 新人教育を受け持つことになった
- 電話応対の言葉遣いが気になる
…など様々なシーンに活きてきます。あなたの正しい日本語力を資格として証明できますよ!
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