医療事務系資格一覧
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
診療報酬請求事務能力認定と並ぶ医療事務資格の代表格。医科・歯科に分かれ、医療事務の処理能力と知識を判定。合格率は60%台と比較的高め。試験は毎月1回実施されています。
診療報酬請求事務能力認定試験
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
医療事務の中では最も知名度が高く、最高峰とされる資格。医科・歯科に分かれ、診療報酬請求事務の全般的な知識を問われます。難易度はやや高めですが取得できれば大きな武器に。試験は年2回実施されます。
医療事務管理士(R)(医科・歯科)
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
40年以上の実績がある定番の資格。患者受付、治療費計算、診療報酬明細書作成、カルテ管理など病院・医療機関の事務業務全般のスキルを問う資格です。インターネット試験を利用すれば、自宅で随時受検することができます。
医療事務検定試験
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
医療事務全般の基礎的な知識・技術、保険請求事務に関する知識を審査します。ハローワークや技術訓練校など、公的機関での取得目標資格にも採用されています。試験は毎月第4日曜日に開催されています。
医療保険士
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
病院の会計事務、保険診療の明細書作成などの技量を証明する資格です。実務経験のない初心者でも取りやすく、2〜4ヶ月で取得できます。早く資格が欲しい人向き。自宅で受験できます。
診療情報管理士
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
医師が書いたカルテなど診療記録の管理、整理、データ加工などを行う専門的な資格。昭和49年から続く伝統ある資格で、受験資格も設けられています。難易度は高めですが将来的に役立つでしょう。
医事コンピュータ技能検定試験
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
医療事務の基本知識と、コンピュータの基礎知識、レセコンを使った正しいレセプト作成能力を証明する資格。準1級〜3級まで3段階にレベルが分かれています。学習は通信講座や独学がメインで、試験は年2回実施。
医事オペレーター技能認定試験
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
医療事務コンピュータ(レセコン)の事務操作や処理技術、知識をはかる資格。難易度は低く取得しやすいですが、アピール材料としては少し弱いかもしれません。試験は年12回(毎月)行われます。
電子カルテオペレーション実務能力認定
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
教育用電子カルテソフト「C&C電子カルテシステムU」の基礎知識を問う資格。2010年から始まった比較的新しい資格ですが、合格率は例年80%程度。取りやすく、学んでおいて損はありません。試験は毎月実施。
医療秘書系資格一覧
医療秘書技能検定試験
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
病院の窓口会計や保険診療の明細書作成など、医療秘書業務の知識を証明する検定資格。3〜1級まであり、3級合格率は約70%と高め。実務マナーなども身に付けることができます。試験は6月・11月の年2回実施。
医療管理秘書士(医療秘書士)
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
病院組織内の管理者・院長などの業務を援助できることを示す秘書事務資格。医事課における受付業務や一般事務、料金徴収、医療事務業務などを学びます。試験は年2回実施。
医療秘書技能認定試験
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
病院内受付業務、秘書実務、接遇や電話応対など事務業務全般のスキルを認定する資格です。医療秘書技能『検定』と名前がよく似ていますが、主催団体が違います。
医師事務作業補助技能認定試験(ドクターズクラーク)
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
事務処理能力や法律など、医師補助の専門的な知識を持っていることを証明できる資格。医療文書の作成や保険制度、診療録などを学びます。試験は年6回実施。
ホスピタルコンシェルジュ認定試験
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
病院の受付事務に役立つ資格。患者への接遇力や医療保険の知識を証明できます。3〜1級まであり、飛び級での挑戦はできません。3級は学科のみ、2級以上は学科・実技の試験があります。
医療業務管理士
資格の種類 | 役立つ度 | 難易度 |
---|---|---|
民間資格 |
|
|
出来高請求やDPC包括評価請求による診療報酬請求、医療制度、法律、技能などトータルで評価する資格です。医療事務・医療秘書と両方の知識が求められ、やや難易度は高め。
医療事務に求められる能力と資格
医療事務員の主な仕事はレセプト(診療報酬明細書)の作成です。レセプトとは患者さんの診療内容をまとめたもので、患者負担以外の診療報酬を請求する仕事。ミスなく作業できる確実性とスピードが必要です。
事務とはいえ基本的には窓口に立ち、患者さんとやり取りする仕事。特に受付は『病院の顔』として扱われます。人と話すのが好きな人や、職場の輪を乱さないコミュニケーション能力がある人が求められます。
レセプト作成は『レセコン』と呼ばれるコンピュータに記載内容を入力するのがメイン。そのためパソコン操作はある程度できることが求められます。MOSなどの資格を持っていれば役立つでしょう。
医療事務の求人需要がある職場
求人はほぼ全て医療機関で、病院や診療所が多いです。
- 内科・外科
- 眼科
- 小児科
- 耳鼻科
- 皮膚科
- 歯科
- 精神科
- 産婦人科
医療事務は資格取得時に医科・歯科で分かれるものもあるため、働きたい業界によって取得する資格を選びましょう。また学ぶ分野の中に『調剤薬局事務』の内容も含まれるので、調剤薬局で働くこともできます。
国立病院や大学病院など、規模の大きい病院ならリハビリテーション科・放射線科といった専門的な科で働くこともあります。
医療事務の平均的な給料
正社員 |
高卒:14〜15万円 |
---|---|
派遣社員 |
月給12〜14万円 |
パート |
月給8〜10万円 |
医療事務の給料は、他の事務職と比べても平均的な水準です。3〜4時間程度の短時間勤務がしやすいので、パートでの求人も安定してあります。
レセプトの締切時期(毎月10日頃)は多忙になるため、残業が発生することがあります。
未経験から医療事務を目指すなら
医療事務にPC操作は必須ですが、パソコンの資格を取るよりは医療事務系の資格をそのまま取った方が近道。まずは代表的な
- メディカルクラーク
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- 医療事務管理士(R)
の勉強から始めてみましょう。完全未経験でも有資格者なら有利になります。
通信講座なら平均4〜6ヶ月ほどで資格を取れるので、まずは講座のパンフレットを取り寄せてイメージを掴んでみてください!
▼2023年No.1資格は?▼